天理(奈良)が兵庫王者の社に11-0で大勝し、4強入りを決めた。
164センチの先発左腕、麻田悠介投手(3年)が8回1死まで無安打無失点投球を継続。計6四死球を許しながらも被安打1で公式戦では自身初完投&完封勝利を挙げた。左腕は「素直に勝ててうれしかったです」と喜んだ。
同じ左腕のオリックス宮城らの投球術を参考にして、自らに取り入れた。「変化球をうまく使うところだったり、いろいろ配球のこと勉強させていただいています」。もともと得意球の横スライダーに加え、冬のオフの期間に「一番取り組んだボール」という縦のスライダーを要所で有効に使い、凡打の山を築いた。
無安打が続き、チームメートから「まだ打たれてないぞ」と言われ「あんまり意識しないようにしていた」というが、初ヒットを打たれた際は「(右前に)落ちた時はちょっと…」と苦笑いで本音をこぼした。
藤原忠理監督(58)は「(打者に)絞らせない、ヤマを張らせない投球という形をずっと指導してきて、今日はうまくできたと思う」と目を細めた。11年以来13年ぶりの春の近畿王座奪還へ、好スタートだ。【古財稜明】
◆麻田悠介(あさだ・ゆうすけ)2007年(平19)3月18日生まれ。大阪府門真市出身。小1から門真ヤンチャーズで野球を始め、中学時代は軟式クラブチームの門真ビックドリームスに在籍。天理では1年秋からベンチ入り。持ち球は最速136キロの直球、カーブ、縦横のスライダー、チェンジアップ。164センチ、70キロ。左投げ左打ち。

