神戸国際大付が大阪桐蔭に大勝し、9年ぶりの決勝進出を決めた。昭和の大スター石原裕次郎さんと同姓同名の石原悠資郎(ゆうじろう)内野手(2年)が先制の決勝打で7得点大勝をけん引。中学時代にプレーした東岡山ボーイズの先輩にはワールドシリーズでMVPを獲得したドジャース山本由伸がおり、後輩の石原悠もチームを勝利に導いた。
大勝の口火を切ったのは石原悠だった。初回2死一、二塁から左中間へ適時二塁打を放ち、2点を先行した。「気持ちでいった。最初は力んでいたんですけど、修正できて最終的にタイミングが合ってきて良かった」とファウルで粘って仕留めた。3-1の8回には1死から死球で出塁。4得点を追加するきっかけを作った。
昭和の大スターと同姓同名。母方の祖父が「石原なら、『ゆうじろう』だろう」と名付けられた。令和の今、同級生には「あんまり」と反応は薄いが、両親以上の世代には受けがいい。本人も「めちゃくちゃいい名前」とお気に入りだ。
もちろん“本家”の石原裕次郎さんのことも知っている。試合前には石原裕次郎さんの曲も聴き、「嵐を呼ぶ男」が好きだという。この日の試合でも大阪桐蔭を相手に石原悠の適時打から7得点。「嵐を呼べました」とノリノリだ。
同校の熱戦の裏では中学時代のチームの先輩、ドジャース山本がワールドシリーズで熱投。MVPも獲得するほどの活躍だったと報道陣から伝えられると「今、知りました」と目を丸くした。
同校は16年以来、9年ぶりの決勝へと駒を進めた。優勝すれば09年以来、16年ぶりとなる。「勢いに乗ったまま神宮を決めたいです」。石原悠が今大会の主役となり、神宮切符をつかみ取る。
◆石原悠資郎(いしはら・ゆうじろう)2008年(平20)5月10日生まれ、岡山県岡山市出身。小学1年から相生・港クラブで野球を始め、上道中ではドジャース山本由伸も所属した東岡山ボーイズでプレー。神戸国際大付では1年秋からベンチ入り。高校通算9本塁打。178センチ、110キロ。右投げ右打ち。

