報徳学園(兵庫1位)が天理(奈良1位)を6回コールド勝ちで下して決勝進出を決めた。
1回、5回に1点ずつ取ると、6回に一挙8得点となるビッグイニングを作る。制球に苦しむ相手投手の球を見極めて6四死球を選び押し出しとするなど、もらったチャンスもいかし一気に2桁得点となった。
点差が開き、無失点で守り切ればコールド勝利となる6回裏。1死から、大角健二監督(46)が「どこかで投げさせたかった」と話す中尾勇貴外野手(3年)がマウンドへ。この試合も含め、これまでほとんどが1番中堅での先発出場だったが、このタイミングで今季初の登板となった。「やっぱり春初めての登板っていうのもあって結構最初は浮かれてたっていうのもあったんですけど。フォアボール出して、一回冷静になろうかなと思った時に、やっぱり周りを見たらみんなが守ってくれているし。スタンド見たら報徳人数多いんで、その分いつでもバックがいるって考えたらもう1回持ち直しができて投げることができました」。最初の打者に四球を与えるも、後続を三邪飛、二ゴロに抑えて試合を締めた。
打撃面も徐々に上向きだ。この試合は2打数1安打、23日の龍谷大平安(京都)でも初回先頭で三塁打を放っている。「県大会打てない時があって、自分が自分がっていうマインドになっていたんですけど。この近畿大会もまだまだなんですけど、チームのためになるバッティング、打席での立ち振る舞いを意識しています」。
U18代表候補合宿も経験しそこでも二刀流が重宝されているが「チームのためになるなら、そういう場面でやっていければ」と前向きだ。将来的には「(投手と野手)どっちもとは言いたいんですけど、自分は野手の方で強みを見せていきたいなと思います」と力強く語った。
また、大角健二監督はこの日が46歳の誕生日。バースデー勝利に大角監督は「大きなプレゼントになった」と喜んだ。

