昨年Vの叡明が初戦で姿を消した。先発したエース・鈴木隆夢投手(3年)は、初回先頭の滝沢崚太外野手(2年)に甘く入った球を左翼席へ運ばれ、先制ソロを浴びた。その後は立ち直り、安定した投球を続けたが、6回表2死一、二塁で4番・横山建太朗内野手(3年)に2点適時三塁打を許し、リードを広げられた。打線は6回裏に1点を返したものの反撃はそこまで。昨夏王者は連覇への挑戦を初戦で終えた。

主将の鈴木彩生内野手(3年)は試合後、「一番長い夏にしたかった」と涙を流した。「正直、つらいことばかりで、なかなかうまくいかない時期が続きました。でも、最後の数週間でチームもまとまってきて、いい方向に進んでいました。最後は勝ち切りたかったという思いはありますが、悔いなくやり切ることができたと思います」と2年半を振り返り、仲間と歩んだ高校野球生活に区切りをつけた。

中村要監督(52)は「2年半一緒にやってきた3年生と、1試合でも多く全力で試合に臨みたいという強い思いだけで戦い抜きました。この接戦での悔しさを、選手たちには今後の人生に生かしてほしいと願っています」と話し、懸命に戦い抜いた選手たちをねぎらった。【会田京叶】

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