夏4連覇を目指す広陵が広島商に逆転負けして姿を消した。過去の公式戦対戦成績は、21年秋の中国大会決勝から広陵が6連勝中だった。
先制を許した初回から追い上げる形となったが、3回に一時勝ち越しに成功。しかし、直後の4回に無死から連打を許すと無死一、二塁で相手の7番から左越えの決勝3ランを浴びた。この回だけで、打者一巡5失点とリードを許す形になった。
松本健吾監督(35)は、「選手は一生懸命戦ってくれた」とナインの健闘をたたえた。4連覇を逃したが、「(連覇は)意識していなかった」。
昨夏の甲子園経験者「4番三塁」の加藤海尊(あまぞん)内野手(3年)が、代役4番ながら3打数1安打1打点で2得点、1死球1盗塁と泥臭くプレー。
2点を追う2回には先頭打者として死球で出塁し、同回に反撃の1点目のホームを踏んだ。同点の3回には左中間を割る適時三塁打で一時勝ち越しに成功。指揮官は、「(4番ではなく)4番目という意味ですが、次につなげようとしてくれた」。
加藤の貢献ぶりに目を細めた指揮官は、加藤と練習のタッグを組んでいた主将で「1番二塁」の曽根丈一郎内野手(3年)について「新チーム当初から、先頭で最後まで引っ張ってくれた」。主将の役目を全うした曽根への感謝の言葉を残して、球場を後にした。

