2年連続32度目の仙台育英(宮城)が、甲子園練習に登場した。

記録員を務める同校初の女子部員で、元巨人、西武の孝典氏を父に持つ星よつは学生コーチ兼マネジャー(3年)はナインと同じ上下ユニホーム姿で、サポートにいそしんだ。「スタンドとベンチで見る景色はやっぱり違います」。用具管理や写真撮影のためにベンチやグラウンドを駆け回った。

「関西に入ってから優勝した実感が湧きました」とほほ笑みながら話した。全49代表の最後に出場が決定したが、甲子園モードの準備はできている。部内の番号「4」の刺繍(ししゅう)が施されたリュックを背負い、両手には黒土がついた跡に懸命な様子が伝わる。「自分の夢がかなえられるうれしさもありますが、何より今まで頑張ってきた仲間と甲子園の土を踏めて、うれしいし、とにかく頑張ってきてよかった」と目尻を下げた。

裏方としての情熱は、すさまじい。「去年のうちに水道の蛇口の位置を、確認しています」。昨夏甲子園に出場した際、調整を行う各球場ごとに設備の配置の確認を終えている。仕事の一つである、選手の飲料を作るスピードや質も追求するほどだ。「今年に生かせると思います。メンバーも、裏方の働きあってワンチームで支え合いたい。サポートで勝利をつかみたい」。

初戦は5日午後5時半~からの開幕ゲームで札幌日大(南北海道)戦に決定。星マネジャーも記録員としてベンチ入り予定。「自分は手に汗握るタイプ」と称するが、「選手のみんなには、自分に『緊張』という無駄な感情を預けてもらって、あとは全力で楽しんでもらえたら!」。熱く、強く、しなやかに-。現チームのスローガン「一期一会~誰かのために~」を胸に、最後までチームに尽くしていく。【中島麗】

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