春夏合わせて10度目の決勝に臨む智弁和歌山は21日、兵庫県内にて前日調整を行った。選手たちの疲労を考慮し、フリー打撃やキャッチボールで約1時間集中して汗を流した。
20日の準決勝では5番楠本が横浜織田から決勝3ランを放つなど14安打7得点で、準々決勝の仙台育英戦に続き打線が爆発。4番山田凜虎捕手(3年)はエース和気を巧みな配球でリードしながら野手全体にも指示を出して横浜打線を抑え、バットでは先制打を放った。この日の調整ではバッティングの感覚を確かめ「感触的にはよかった。昨日(20日)ちょっと当たりも出たので、明日(22日)しっかりチームのために打ちたい」と優勝がかかる大一番でも活躍を誓った。
対戦相手となる健大高崎はここまで3度の1-0完封、わずか2失点と鉄壁な投手陣。「簡単に大量点は取れないと思うんですけど、初回から自分たちのやることをしっかりやって1点ずつ重ねていきたい」とつなぎの打線で攻略を狙う。
中谷仁監督(47)からは「横浜さんにあの展開で勝って、逆に決勝はそんな上手くいかないよ」ともう一度気を引き締める声がかけられた。山田は「3年間目指してきたところまであとひとつ。もう日本一しか考えてない。必ず勝ちたい」と力強く意気込んだ。

