今年の夏を制するのは最強の矛か、それとも最強の盾か-。第108回全国高校野球選手権大会の決勝戦が22日、甲子園球場で行われる。5年ぶり4度目の頂点を狙う智弁和歌山は準決勝で横浜(神奈川)の最速157キロ右腕・織田翔希投手(3年)から1本塁打を含む4得点を奪うなど4試合27得点の強力打線。初優勝を狙う健大高崎(群馬)は投手兼野手を含む8人の投手陣を擁し、5試合でわずか2失点&防御率0・20の強力投手陣で迎え撃つ。注目の大一番は午前10時プレーボールだ。
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春夏合わせて10度目の決勝、4度目の夏の全国制覇制覇に挑む智弁和歌山は21日、兵庫県内で前日調整を行った。フリー打撃やキャッチボールなど、選手たちの疲労も考慮して約1時間、集中して汗を流した。
2年春夏も正捕手として甲子園を経験し、攻守の要の4番、山田凜虎(りとら、3年)も表情を引き締めた。「(打撃練習も)感触的にはよかった。昨日(20日)ちょっと当たりも出たので、明日(22日)しっかりチームのために打ちたい」。横浜戦で織田から同点打を放った主砲は、大一番での活躍をイメージした。
夏は21年に全国制覇を果たしたが、22年、24年、25年と出場した3大会はすべて初戦敗退。だが今大会は、社(兵庫)との近畿対決で初戦の壁を突破。一気に勢いに乗り、準々決勝で仙台育英(宮城)、準決勝では織田擁する横浜を倒して決勝に上り詰めた。4試合で27得点の打線は強力だ。
深紅の大優勝旗を争う健大高崎はここまで3度の1-0完封、わずか2失点と鉄壁な投手陣。「簡単に点は取れないと思いますが、初回から自分たちのやることをしっかりやって1点ずつ重ねていきたい」とつないでつないで攻略を狙う。
中谷仁監督(47)はナインを引き締めた。「横浜さんにあの展開で勝って、逆に決勝はそんなうまくいかない。どういう状況でも粘り強く最後まで諦めずに」。山田も以心伝心だ。「3年間目指してきたところまであとひとつ。もう日本一しか考えてない。必ず勝ちたい」。捕手出身で師と仰ぐ中谷監督を胴上げして恩返しする。【佐藤妙月】
∇智弁和歌山・楠本 (準決勝本塁打の反響は)すごかったですね。結構連絡がきました。(決勝は)接戦になると思います。チームの勝ちにつなげれる一打を打てたら。
∇智弁和歌山・松本主将 最後後悔なくというか、1位と2位というのは何の例えをしてもやっぱり1番が勝つので。やっぱり勝ち切って1番になりたい。

