今秋のドラフト上位候補で高校日本代表の織田翔希投手(3年=横浜)が、日米10球団のスカウトが注目する中で、自己最速タイの157キロをマークした。第14回BFAU18アジア選手権(7日、台湾)に出場する同代表が3日に明大と7イニング特別ルールで練習試合を行い、先発の織田は2回1安打無失点。甲子園より投球間の間合いをゆっくり取って好投した。チームは1-7で敗れた。
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織田が5日前の課題を早くも克服してみせた。「壮行試合が終わった時に甲子園のリズムで投げすぎていると言われた。(間を)詰めすぎていると、やっぱり打者としても打ちやすいというのは言われたので、そこは変えるようにしました」と心がけ、配球面ではカーブを効果的に使いながら明大打線を2回無失点に抑えた。前回登板した大学日本代表戦では2回9安打6失点と振るわず悔しさを味わったが、同じ失敗は繰り返さない。修正力の高さも超高校級だ。
5日前に2安打を浴びたドラフト上位候補の榊原七斗外野手(4年=報徳学園)との対戦では1回1死二塁から左飛に打ち取り、榊原から「前みたいにポンポン来られるとバッターとしては合わせやすいところがありますが、間をしっかり作って速いボールと変化球を投げてきたので考えさせられた」と賛辞を受けた。
スタンドにはNPBスカウトだけではなく、ヤンキース、ドジャース、アストロズ、メッツなどのMLBスカウト陣も集結。パドレスは来日中だったAJ・プレラーGMも神宮でのヤクルト-阪神戦の前に視察に訪れ、注目度の高さがうかがえた。多くの球団がスピードガンを手に織田の投球を食い入るように見つめ、2回先頭の内海優太外野手(4年=広陵)に投げた3球目がこの日最速となる157キロをマーク。好打者がそろう明大相手に空振りは取れなかったが、バットをへし折る場面があるなど随所にらしさを見せた。
大会に向けて着実に仕上がってきた。現在の状態について「70(%)です。まだまだ改善できる部分もあると思いますし、まだまだ上げていかないといけない」と準備に余念はない。野球人生では初の海外遠征。「日本人じゃない人たちと野球ができるのが楽しみ」と、まだ見ぬアジアのライバルたちとの対戦に胸を膨らませた。【平山連】
◆U18アジア選手権 BFA(アジア野球連盟)が主催し、8チームが参加。16~18歳のアジア王者を争う。大会は今回で14回目。日本は3大会ぶり6度目の優勝を狙う。試合は7回制で木製バットを使用。1試合で最多105球まで、球数によって登板間隔が決まるなどの球数制限がある。1次ラウンド(R)は4チームずつ2組に分かれ、各組上位2チームがスーパーRに進出。スーパーRの上位2チームで決勝を争う。

