ヤンキースのジョー・ジラルディ監督(52)が、6日のインディアンスとの地区シリーズ第2戦で死球になった判定にチャレンジしなかったことに「自分のミスだった」と認めた。

 この日は第3戦を翌日に控えた移動日で、ヤンキースはチーム練習を行わなかったが、同監督は本拠地ヤンキースタジアムで会見を行った。ニューヨークのメディアから、引き続きチャレンジしなかったプレーについての質問が集中し、その中で「(ポストシーズンでは)チャレンジの権利が2度ある。チャレンジしておけばよかった。今はそうすればよかったと思っている」と話した。

 8-3とリードした第2戦の6回2死二、三塁で代打チゼンホールが死球で出塁したが、ビデオのリプレーではそれがグリップエンドに当たって捕手のミットに入ったように見えたため、なぜチャレンジしなかったのかという激しい非難の声が上がっていた。そのチャレンジが成功していれば、ファウルチップの3ストライク目となって回が終了し、その直後の満塁本塁打も出ていなかったため、試合を左右する重大な監督判断だった。同監督は「私のせいだ。(ビデオ担当者は)悪くない。私の責任だ」と繰り返した。