ドジャースのエース左腕クレイトン・カーショー(30)が、腰痛による故障者リスト(DL)から復帰し、メッツ戦で23日ぶり、この2カ月で3度目となる先発登板を果たした。

 カーショーは当初、この日にマイナーの試合でリハビリ登板する予定だったが、その試合が行われる地域が悪天候の予想だったため、リハビリ登板をせずに急きょ復帰。メジャーでの登板は、左上腕二頭筋痛によるDLから復帰した5月31日以来だが、その1試合だけで再びDLに逆戻りしていた。

 この日は立ち上がりこそ2者連続奪三振と好調だったが、2回に2者連続二塁打で失点するなど、3回を5安打2失点(自責点2)。55球で降板し、勝敗は付かなかった。今季は2度のDL入りや不調でここまで9試合に登板し、1勝4敗、防御率2・94となっている。

 カーショーは「戻れたことがうれしい。これからは、いかに調子を上げていくかに集中したい」と話した。

 ロバーツ監督は「非常に前向きになれる投球だった」と安堵(あんど)していた。