乾燥地カリフォルニアは、雨に弱かった-。22日(日本時間23日)に行われる予定だった「エンゼルス-ツインズ戦」が、降雨に伴うグラウンド状態不良のため中止となり、23日(同24日午前5時開始予定)に順延された。この日のアナハイム地方は、夕刻から激しい雷雨に見舞われた。開始予定だった午後6時の約1時間前には降りやみ、その後、晴れ間も見えた。それでも、中止が決定した。

エンゼルスタジアムの試合が中止となるのは、2015年7月19日以来4年ぶり。その前が1995年6月16日で、過去25年間で2回目の「珍事」となった。元々、少雨地区の同球場には排水設備がなく、グラウンドキーパーが総出で整備しても水の逃げ場はない。外野の芝生をチェックしたオースマス監督は「日没後、水が乾くこともない」と苦笑交じりに中止の理由を説明した。大谷翔平投手(24)は休養のため、スタメンから外れており、23日も代打で待機する予定だ。(アナハイム=四竈衛)