ドジャース前田健太投手(31)がエンゼルス戦に先発し、5回途中4安打3失点2四球7奪三振で、7敗目(7勝)を喫した。

エンゼルス大谷翔平投手(25)は、DH制がないため、ベンチスタートとなった。

立ち上がりの1回、前田は先頭に四球を与えたものの、2番トラウトを空振り三振、3番アップトンを見逃し三振、4番カルフーンを一ゴロに仕留め、無失点でスタートした。

2回2死後、四球、死球で一、二塁としたところで、代打大谷と対戦。カウント1-0から右前へ先制適時打を浴びた。

3回は、無死から失策、安打でピンチに立たされたが、4番以下を空振り三振、一邪飛、見逃し三振に打ち取った。

4回は、10球で3者凡退に仕留めた。

同点となった5回は、1死からトラウトに勝ち越しソロ、さらにアップトンに二塁打を浴びたところで交代した。救援投手が二塁走者をかえしたため、前田は計3失点となった。

球数は95球。

防御率は3・81。

5月31日に7勝目を挙げて以来、10試合(救援1試合を含む)で白星がなく、5連敗。

試合後は、投球全体について「無駄な四球があったりとか、走者をためて少し球数が多くなってしまったので、そこが内容に響いてしまったと思います」と反省点を挙げた。

また、大谷との対戦については「悪いボールではなかったと思いますけど、うまく打たれたと思います」と分析。

今季は、通算で1本塁打を含む3打数2安打2打点でひとまず終了した。

「なかなか対戦のないチーム。そういう意味では、こうやって打たれたり、抑えたり、いろいろ考えながら勝負していくというのは、ひとつの楽しみです。また来年、いろいろ考えながら、どうやったら抑えられるかというのを楽しみにしながら、次の対決までに自分の技術を上げていければと思います」と、今後の対戦に意欲を見せた。