エンゼルス大谷翔平投手(25)が13日(日本時間14日)、昨年9月に受けた左膝の手術後、初めて屋外でフリー打撃を行った。アリゾナ州テンピで行われているバッテリー組のキャンプ2日目、捕手陣とともにフリー打撃に参加。「体は問題なく、良かったんじゃないかなと。打感(打った感じ)も悪くなかったし、初めてにしては良かったと思います」と満足そうだった。

昨年までのすり足ではなく、右足をやや上げてタイミングをとる打ち方で、4セット、合計25スイング。中堅、左、右と打ち分け、柵越えは5本で、バックスクリーンへ推定135メートルの1発もあった。「バッティングは去年もやっていたので。継続してというか、改善していけたらいいかなと思います」と気を引き締めていた。

大谷は一昨年の10月に右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術(トミー・ジョン手術)を行い、昨年は打者に専念。シーズン中の9月に左膝の二分膝蓋(しつがい)骨を除去する手術を行った。今季の開幕は打者で出場し、投手復帰は5月中旬頃と見込まれている。