レッズ秋山翔吾外野手(31)が、3打数1安打で上々の実戦デビューを飾った。「1番中堅」で出場し、1回の初打席で中前へライナー性のクリーンヒット。その後の2打席はともにゴロで凡退した。試合後の主な一問一答は以下の通り。

-初出場を終えて、どんな気持ちか

秋山 昨日までと違って今日の朝から緊張しているところもありましたけど、練習中にチームメートが和ませてくれたり(観客の)すごい声援をもらって打席に立ったりすることができたので。いい入りとまでは言わないですけど、これを経験できたのはすごく良かったかなと思います。

-第1打席で初安打

秋山 たまたま打ったかな、って感じですね。あんまり手応えとかはないんですけど、2打席目(二ゴロ)3打席目(一ゴロ)っていうのもね、もうちょっと。初めて対戦するピッチャーがこれからどんどん増えてくるので、その中で自分が早くアジャストしなきゃいけない。

-4回2死一、三塁から二盗を試みたが失敗

秋山 日本にいるときからあんまり得意な方じゃないというか、あんまり、いい品質のものはできなかったので。アメリカに来てクイックモーションだったり、キャッチャーの肩だったりをこれから知っていくところもあると思います。ああいうところで成功しないと意味がないんですけどね。ただ、これから実戦勘が高まってくるにつれて、こういうのを怖がらずにやっていきたいなと思います。

-今日の収穫と課題は

秋山 収穫はまず、無事に出場できたこと。皆がボールを見て、それに対して反応するっていうのは久々だったので。そこに関してはプラスは大きいと感じますけど。ヒット1本出ても、あんまり納得できるような内容の打席ではなかった。簡単には打たせてくれないとは思いますけど、より自分の求めている形とか、結果が出てくるように、修正、調整をしていきたいと思います。

-第1打席、初球が99マイル。2球目、打ったのは98マイル。スピード感はどうだったか

秋山 やっぱりこっちに来てからスピード感というのはすごく感じますね。こっちの主戦というか、メインで投げるピッチャーはこれくらいの球が来る、その中で変化球が混ざるというのを、3打席だけでしたけど、体感できたっていうのは次に生きるかなとは思いますけど。98マイルを打ったという手応えはちょっと分かんないです。久々に本当に、ああいう環境の中で打席に立ったので。速く見えているだけなのかなと思うこともあったけど、結果、前に飛んだということは収穫かなと思います。

-メジャーに来たという実感とか喜びというのは

秋山 オープン戦のまだ全然(始め)というところで、もちろん自分の立場としては、あれだけいい外野手がたくさんいる中で結果も残さなきゃいけない。感覚だけを養えばいいという立場ではもちろん(ない)。「最低限の結果を見せたい」という思いはやっぱりこっちに来て強くなっているというのは、メジャーに来たなっていう実感かもしれないですね。