メジャーリーグは60試合制の異例のシーズン終盤にさしかかり、ポストシーズン(PS)進出チームが続々と決まりだした。田中将大投手(31)が3勝目を挙げたヤンキースはここに来て絶好調。強力打線と投手陣がかみ合う。前田健太投手(32)は、次が今季最終登板。150勝の節目勝ち星を手土産にPSに乗り込む。

今季はポストシーズン(PS)が拡大され、進出できるのは従来の10チームから16チームとなった。各リーグ各地区の上位2チームと、それ以外の各リーグ2チームがワイルドカード(WC)で進出できるため、WCが厳しくても2位以内が狙えるチームがあるなど、PS進出の可能性が広がっている。

17日にPS進出を決めたレイズは、ア・リーグ東地区優勝のマジックは6だが、同地区2位のヤンキースが8連勝と波に乗り、3・5ゲーム差まで迫っている。ダルビッシュのカブスは秋山のレッズと5・5ゲーム差をつけてナ・リーグ中地区首位を走っており、今週末にもPS進出を決める可能性がある。前田のツインズも、今週末にもPS進出が決まりそう。レッズは地区2位でもWCでも僅差の争いを続けており、最後まで気の抜けない試合が続く。