野球殿堂入りした元レッドソックスのデービッド・オルティス氏(45)が、エンゼルス大谷翔平投手(27)のすごさについて「彼のやっていることはインポッシブル(不可能)」と、独特の表現で語った。

米デジタルメディア「バーストゥール・スポーツ」のポッドキャストで自身の番組を持つ同氏は、25日の配信でパドレスのフェルナンド・タティス内野手(22)と対談。「今のメジャーのトッププレーヤーを5人挙げて」と話を振ると、タティスが大谷に言及した。

するとオルティス氏は「彼のしていることは、インポッシブルだと思わない? 野手の試合前の準備は、24時間あっても足りない」と指摘。自身の現役時代のルーティンを「まず早い時間にフィールドでコンディショニング。それからトレーナー室でケアしてもらい、次にジムに行き、ケージに行き、もう1度フィールドで練習だ。しかも対戦カードごとにミーティングがある。打者と投手のミーティングは別の部屋でやるんだよ」と説明。「それなのにこの男は、打席では1発を放ち、マウンドでは打者を三振に切ってとる。インポッシブル・ミッションだ」と力説した。タティスは「健康を維持し、二刀流を続けていってほしい」と話した。