米野球殿堂が25日(日本時間26日)、今年の殿堂入り投票結果を発表し、レッドソックスなどで活躍した通算541本塁打のデービッド・オルティス氏(46)が候補入り初年度で一発当選を決めた。

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<米殿堂入りアラカルト>

◆創設 1936年開始。初代選出はベーブ・ルース、タイ・カッブ、ホーナス・ワグナー、ウォルター・ジョンソン、クリスティー・マシューソンの5人。

◆殿堂入り資格 記者投票で選ばれる競技者部門は、原則としてメジャーで10年以上プレーし引退から5年以上経過した選手。ほかにも、元選手などで構成されるベテランズ委員会により、投票で漏れた選手、指導者、審判、球団幹部らが対象となる。

◆選出方法 全米野球記者協会に10年以上所属した記者に投票資格が与えられ、最大10人に投票可能。75%以上の得票で選出。5%以下、もしくは殿堂入り資格を得てから10年を超えた場合は資格を喪失。

◆累計人数 これまで計340人が殿堂入り。内訳は選手268人、監督22人、審判10人、野球の発展に貢献した人物40人。

◆ポジション別 投手84人、捕手19人、一塁手25人、二塁手20人、三塁手17人、遊撃手26人、左翼手23人、中堅手24人、右翼手27人、指名打者3人。

◆最高得票率 19年マリアノ・リベラが唯一の満票で100%。2位は20年デレク・ジーターの99・7%で、3位以降は16年ケン・グリフィーの99・3%、92年トム・シーバーの98・83%、99年ノーラン・ライアンの98・79%。

◆殿堂博物館 ニューヨーク州クーパーズタウンに位置し、1939年に設立された。毎年夏に殿堂入りセレモニーが行われる。