日本人メジャーの先発投手3人が、全米各地で好投し、史上初めて同日に勝利投手となった。

まず、中地区デトロイトで、タイガース前田健太投手(36)がカージナルス戦に先発。6回1失点と好投し、今季初勝利を挙げた。

東地区ニューヨークでは、カブス今永昇太投手(30)がメッツ相手に7回無失点の快投を演じ、デビュー以来、無傷の5連勝を飾った。防御率0・78は両リーグトップ。

西地区フェニックスでは、ドジャース山本由伸投手(25)がダイヤモンドバックス戦に先発。6回無失点と、三塁を踏ませない好投で、今季3勝目をマークした。

これまで日本人投手の「同日3勝」は4ケースあるが、すべて先発と救援の組み合わせで、先発3人の同日白星は初めてとなった。全員が背番号「18」をつけて勝利した。

◆日本人投手の同日3勝(所属は当時)

・00年8月18日 野茂英雄(タイガース=先発)、大家友和(レッドソックス=先発)、長谷川滋利(エンゼルス=救援)

・01年4月26日 野茂英雄(レッドソックス=先発)、鈴木誠(ロイヤルズ=先発)、吉井理人(エクスポズ=救援)

・02年6月19日 大家友和(エクスポズ=先発)、石井一久(ドジャース=先発)、伊良部秀輝(レンジャーズ=救援)

・23年5月30日 菊池雄星(ブルージェイズ=先発)、千賀滉大(メッツ=先発)、藤浪晋太郎(アスレチックス=救援)