4番内川もイケる! ソフトバンクは、ロッテと練習試合を行い、工藤公康監督(51)は内川聖一外野手(32)を4番に置く打線をテストした。2回には内川が右中間二塁打で出塁し、5番李大浩が同点タイムリー。俊足を発揮した3番柳田とのクリーンアップも大きな可能性を感じさせた。

 工藤監督のうれしい悲鳴が聞こえてきそうだ。ロッテとの練習試合で、新たな打順をテストした。4番に内川を置き、柳田と李大浩で脇を固める機動力重視の布陣。さっそく見せ場がやってきた。2回。先頭の内川が右中間への二塁打で出塁。5番李大浩が二遊間を破り、同点タイムリーを放った。この日は攻撃で連動しなかったが、3番柳田は3回にポテンヒットで俊足を生かして二塁打とした。主軸の並びには、スピードとパワー、そしてうまさを兼ね備えた魅力を秘めていた。

 藤井打撃コーチ いろんなことを試していくのが、監督の考え。選手は大変だが、考慮してもらい、試しながらやっていく。

 21日オリックスとのオープン戦では内川-柳田-李大浩の並びで主軸を構成。今日25日の韓国・斗山戦ではまた違うバリエーションを試すという。開幕直前までは猫の目打線でベストを模索するが、選手に戸惑いはなかった。工藤監督は試合前に内川に自らの考えを伝えていた。「何番でも自分のバッティングは変えなくていい」。打順に打撃スタイルを合わせることを指揮官は求めなかった。

 内川 一番嫌なのは、何かをやらないといけない、と思うこと。監督が説明してくれたので、やりやすさを感じる。皆さんが思うほど違和感はない。

 この日、工藤監督は3番柳田にいつ盗塁をしてもいいサインを出していた。「相手が警戒すれば、ストレート系の球が多くなる。投手がバッターに集中すれば、走るチャンスも増えるし」。どちらに転んでも、相手のスキを突くことができる。4番内川のオーダーは、相手投手の嫌がる打線だ。リハビリ中の長谷川も加えれば、好打者がズラリと並ぶ12球団屈指の打力。最強オーダーの編成は、工藤監督を悩ませそうだ。【田口真一郎】