阪神マウロ・ゴメス内野手(30)が完全復調モードだ。4回無死二、三塁の好機で、朝倉の133キロ変化球をジャストミート。これぞ4番の先制打を中前にはじき返した。前日の練習試合ヤクルト戦(神宮)でも今季の対外試合1号をマーク。左脇腹の張りから実戦復帰4戦目、もう心配無用のようだ。
ゴメス ボールはとてもよく見えている。今日もストライクゾーンに来た球は積極的に振っていった。いい形で打ててよかったよ。
自画自賛の一撃は鬼門克服の自信になる1本だった。昨季は109打点でタイトルを獲得したが、ナゴヤドームでは12試合でわずか2打点。セの本拠地6球場では最少で、打率も1割9分5厘にとどまった。4番の沈黙でチームも敵地の中日戦は5勝7敗と苦戦。和田監督の願いは今年こそ名古屋で暴れる姿だった。そして見事、1試合だけ組まれたオープン戦の予行演習で違いを実証して見せた。
ゴメス 力まず打てているのが結果につながっている。残り3試合もしっかりボールを見てタイミングを取っていく。開幕に向けてベストに仕上げていくよ。
今季実戦7試合で5打点の勝負強さ。キャンプ直前のパスポート盗難に始まった災難続きにも、結果で応えて終止符だ。【松井清員】



