また終盤の悪夢…。オリックスが3試合連続の逆転負けを喫した。苦手の日本ハム先発大谷から2点を先制も、1点リードの7回に救援陣が崩れて3点を失った。この日、ストッパーの平野佳寿投手(31)が離脱。故障者が続くブルペンの苦しい状況を象徴するような展開でまた負けた。12年ぶりの開幕3カード連続負け越し。オフに大型補強した優勝候補がもがいている。
またも「魔の7回」だった。回の先頭から登場した榊原が2死三塁から中田を敬遠気味に歩かせ降板。ここで左のハーミッダ対策にサイド左腕古川を投入したが、経験不足がもろに出た。初球の真ん中スライダーを右翼へ同点二塁打を食らった。さらにマエストリがレアードに決勝の2点適時打を浴びた。再逆転の勢いはなく3連敗。森脇浩司監督(54)は「昨日と同じような展開だった。声援をいただいているのに申し訳ない」と本拠地のファンに謝罪した。
序盤は優位に進めた。過去2年間で3戦全敗の大谷から1回に2点を奪った。先発バリントンが粘って継投に入ったが、踏ん張れなかった。今季7敗のうち4敗が逆転負け。3度が完封負けとなった。
岸田、比嘉と故障者続出のブルペンからこの日、守護神の平野佳が離脱。昨年の勝ちパターンで投げていた佐藤達、馬原も本調子でない。苦しい状況を象徴するような試合展開でまた敗れた。さらにエース金子の復帰登板は未定。平野佳は早期復帰が期待できるが「バッテリーを含めた守り」という森脇野球の看板が、根幹から揺らぐ異常事態に陥っている。
「(金子)千尋、(平野)佳寿、岸田、比嘉にしても簡単に埋まる存在じゃない。たられば言っても仕方ない。(選手の)層を厚くするチャンスと思う」。指揮官は変わらず前向きだが、チーム防御率はリーグ最下位。打線もチーム打率1割台と元気がない。西名球団社長は緊急補強を「考えてない」と否定したが、ズルズルと黒星が続けば、19年ぶりリーグ優勝が遠ざかる一方だ。【大池和幸】
▼オリックスの開幕3カード連続負け越しは03年(近鉄●●●、西武●○●、ロッテ●●)以来、12年ぶり。同年、球団はこの不成績を受け4月23日に石毛宏典監督を解任。後任のレオン監督も立て直しに失敗し、シーズン最下位に終わった。



