男・村田は「8番」では終わらない。巨人村田修一内野手(34)が6日、広島移動後にマツダスタジアムでのナイター練習に休日返上で参加した。室内練習場で約40分間の打ち込みを行い、今日7日からの広島3連戦に備えた。今季は開幕から調子が上がらず、打率1割8分8厘、0本塁打。打順も8番まで下がった。この日はすり足打法を試すなど、試行錯誤の真っ最中だが、巨人打線にこの男の復調は欠かせない。
体がうずいた。村田は広島移動後、マツダスタジアムの室内練習場に姿を見せた。雨天のため、全体でのナイター練習から自主練習に変更となり、休養という選択肢もあった。だが「バットを振らないといけない。振れば発見がある」と志願した。室内の隅で約40分間、黙々と打ち込んだ。「どれぐらい(の時間を)打ったかは分かりませんよ」と苦笑いするほど、集中していた。
危機感がある。オープン戦での2軍再調整からはい上がり、開幕戦は5番で迎えた。だが、結果が出ない。「初めは(状態が)すごく良かった。でも安打が出なかった。いろいろ難しいですね」。気がつけば、7試合目から6番、8試合目から8番と急降下した。「個人としてしっかりしないといけない」と、チームの勝利に貢献できていない自分に腹が立った。「バットで何とかするしかない。何とかします、自分で」と、おとこ気があふれた。
考えて、実行した。この日は足を上げず、すり足気味のフォームも試した。「確認したいことがあった。ミートポイントに、いかにきれいに持っていくか。今日はすり足にして、最後の方は良かった」と好感触を口にした。がむしゃらに復調への道を模索する姿に、川相ヘッドコーチは「本人も何とかしたいという気持ちがある。(打順は)結果次第でしょう。競争です」と返り咲きを期待した。
村田も下位に甘んじているつもりはない。「このまま1年間、8番で終わろうとは思っていません。いつか上に戻らないといけない」。据わりのいいクリーンアップの座に、自らの手ではい上がる。【浜本卓也】



