広島丸佳浩外野手(26)が5試合ぶりの1番起用に応えた。1回、フルカウントから八木のスライダーに左肩を開かず、バットを振り抜いた。打球は高く舞い上がり、左翼席の看板を直撃した。14年4月1日ヤクルト戦(マツダスタジアム)以来、自身3本目の先頭打者本塁打が決勝点となった。先頭打者弾での1-0勝利は、球団史上初の快挙だった。
調子はまだ上がっていない。殊勲弾にも試合後は言葉を選んだ。試合前まで打率1割9分。「やっておけば良かったという後悔はしたくない」と準備を怠らない。湿気で重量に変化があるバットはジュラルミンケースで持ち運び、試合前には滑り止めの残りをハサミで削る。また、この日の試合前練習では逆手でティー打撃をするなど、試行錯誤は続く。1歩1歩調子を上げ、「今日は(自分の打撃が)できたと思う」と一定の成果を感じていた。
▼広島は丸の先頭打者本塁打の1点を守って勝利。初回先頭打者本塁打だけの1-0勝利は、14年6月11日ヤクルト(打者山田)以来でプロ野球18度目(表6度、裏12度)。セ・リーグでは9度目(表3度、裏6度)で、広島は初めてだ。広島は9日巨人戦でも1回裏の1点だけで勝っており、早くも今季2度目のスミ1勝利だが、9日の1点も挙げたのは丸(内野ゴロ)。シーズン2度の「スミ1勝利打点」は11年内川(ソフトバンク)以来で、セ・リーグでは94年落合(巨人)以来、21年ぶり。



