リラックスで虎狩りじゃ~! 広島新井貴浩内野手(38)が24日、マツダスタジアムで全体練習に参加。終了後にも室内練習場で約1時間にわたって打ち込むなど、完全復調へ汗を流した。練習を視察した松田元オーナー(64)からも「新井がやってくれるじゃろ」と活躍の“予言”を受けた。昨季まで所属した阪神をたたき、連勝での最下位脱出を狙う。

 約1時間、打球音が室内練習場に響き続けた。全体練習終了後、新井は大粒の汗をぬぐいながら、マシンと向き合った。「時間は気にしていない」。安部と2人、納得するまでバットを振った。ここ5試合はすべて4番で出場し、打率2割7分8厘と上り調子。完全復調まであと1歩だ。

 「休んでうまくなるタイプじゃないんで。ちょっとしたところだと思う。まだ甘い球を打ち損じている自分がいる。しっかり仕留められるようにね」

 活躍の“予言”も受けた。全体練習を視察し、緒方監督と言葉をかわした松田オーナーは「新井がやってくれるじゃろ。責任を背負い込んでしまうところがあるから、ある種、気楽に打席に入ってくれれば」。パワーは健在。リラックスして相手を見下すことが出来れば、新井の打撃は脅威になるはずだ。

 オーナーからの期待を伝え聞いた新井は、満開の笑顔をつくった。阪神に自由契約を申し込んだ後、真っ先に手を上げてくれた経緯もある。「うれしいですね。期待していただけるのは純粋にうれしい。期待に応えられるように、しっかり準備したい。4番? 使っていただいていることを意気に感じてやっていきたい」。肩の力を抜き虎狩りへ旗振り役になる。

 今日25日は黒田が先発する。新井は黒田の登板日には10打数4安打と、自然と援護射撃ができている。チームは20試合を消化し借金6の最下位に沈む。だが阪神2連戦に連勝すれば最下位から脱出にも成功する。まだまだ先は長い。「まだまだ20試合!」と新井も力を込める。低調な打線を引っ張るのは主軸の役割だ。広島に新井あり-。それを見せつけるときが来た。【池本泰尚】