巨人が完敗した。3度目の先発となった田口麗斗投手(19)が4回を5失点。主導権を渡すと相手先発の石川にノビノビとボールを散らされ、9安打も完封負け。要所を締めに締める「ザ・石川」を演じきられた。原辰徳監督(56)は「1回の攻防が勝敗を分けた感じ。田口は制球に苦しんでいた」と手短に話した。
田口を援護してあげたかった。1回無死一塁。バントの名手片岡が、初球を捕手の前に転がし併殺となった。橋本が中越え二塁打で仕切り直しも、4番坂本が逃げるボールを打ちそこねた。「試合に入れていなかった。体も、気持ちも。見つめ直したい」と反省した田口は踏ん張れなかった。与四死球などで1死二、三塁とし、雄平の場面でボークを犯し失点。直後の球を4番に狙われ2点目。畠山の二塁打と飯原の犠飛まで、若いカウントで畳み掛けられた。
3回も与四球が絡み失点した。初登板から目いっぱい奮闘している。持ち味かつ生命線であるボールのキレが、やや足りなかった。週に1回の勝負で実力を出し切ることが先発の責務。方法論を身に付けたい。斎藤投手コーチも「何事も経験。どう生かすか」と期待した。19歳。プロ2敗目も糧にする。【宮下敬至】



