これが名手の仕事だ。阪神鳥谷敬内野手(33)が好守で試合の流れをヤクルトに傾けさせなかった。

 阪神3点リードの6回表、ヤクルトの先頭打者は3番の好打者・川端。8球粘って放った当たりは三遊間へのライナーとなった。左打者の打球で、三塁側にスライス、切れながら伸び抜けそうだったが鳥谷が間一髪、グラブを差し出し、キャッチした。

 「ある程度、予測しながらですね。回の先頭打者でしたしね」

 メッセンジャーは5回まで98球を投げており、無失点の結果以上に苦しんでいた。それだけに安打にしていればピンチを迎えていたはず。

 この回、2死走者なしから畠山にソロ本塁打を浴びたこともあって、見せ場の少ない試合の中で勝敗に結びつく鳥谷の大きなプレーだった。