猛虎打線が巨人の長身助っ人左腕ポレダに3連敗を喫した。6安打を放ったが8回2死まで無得点に封じられた。力で押してくる相手にあと1本が出ず、4連勝の勢いも止められた。

 「手も足も出ないという感じではないけど、やっぱり何度かあったチャンスで…。そこでの1本が出るか出ないかだよな」

 0封負けを喫した阪神和田豊監督(52)は悔しそうに言った。ヒットも出た。四球も選んだ。だが、最後は力のある速球に抑え込まれた。

 「かなり長身で、クロスファイアで入ってくるから簡単ではないんだけど、右打者が差し込まれているかな。あれをつかまえないと、今度は変化球もタイミング取れないような感じ…」

 ポレダは投球の大半が直球。ゆったりしたフォームから繰り出される剛速球が最大の武器だ。タイミングを合わせるのが難しいこの球を打ち返さない限り、攻略は見えてこないようだ。

 3回には無死から出た上本が走ったが、捕手小林の好送球もあって刺された。当初は弱点だとみられていたクイックにも改善の兆しがみられる。進化する相手を上まわらなければ、かもにされてしまう。

 試合後、ポレダから2安打を放った西岡が険しい表情で言った。

 「3つやられているから悔しい。勢いのある投手だけど、投手が3点以内に抑えているのに…。攻撃陣の責任です」

 シーズン中に返すべき借りが、また1つ増えた。【鈴木忠平】

 ▼阪神の完封負けは、4月5日巨人戦(東京ドーム)に続き今季2度目。0-1敗戦は今季初で、14年9月30日DeNA戦(甲子園)以来。巨人戦では13年7月4日(甲子園)以来で、東京ドームに限ると04年6月19日以来、11年ぶり。

 ▼これでポレダに3戦3勝を献上。ポレダ自身の全3勝が阪神戦となった。巨人の来日1年目外国人投手に、すべて先発で初対戦から3戦3勝を許したのは、76年ライトの2戦2勝を超えて球団ワーストとなった。