リーグ首位の日本ハムが楽天に敗れ、今季2度目の連敗を喫した。1点を追う6回に中田翔内野手(26)の同点適時打が飛び出したが、終盤に失策もあり、救援陣が失点を重ねた。4カードぶりに初戦を落とし、2位西武にゲーム差0・5に迫られた。

 札幌ドームの天井に響く悲鳴に、背を向けた。グラウンドに一礼した栗山英樹監督(54)は、表情を変えることなくベンチ裏に消えた。ゴールデンウイークの本拠地で喫した、今季2度目の連敗。「これだけ多くのファンが楽しみにしてくれたんですけど…。申し訳ありません」。桜も散った北海道の夜に、3万人の静かな列が伸びた。

 いまだ貯金7、勝率6割2分1厘を誇るが、細かなミスからほころびが生じた。同点に追いついた直後の7回の守備。楽天ペーニャの右翼線への詰まった打球で、二塁に進まれた。右翼は俊足、強肩が武器の岡。栗山監督は「何とかしたかったね」。犠打で1死三塁とされ、サンチェスの適時打であっさりと決勝点を許した。

 8回もレアードの送球ミスからピンチを広げ、犠飛で失点した。終盤の7、8、9回に失点を重ねたのは今季初めて。主砲・中田の一打で追いついた6回が、結果的にはこの日のクライマックスだった。

 右太もも裏痛から戦列復帰したばかりの陽岱鋼も、ヘッドスライディングで左手を痛めて途中交代した。栗山監督は「やらなければいけないことがいろいろあった。でも選手は一生懸命やっている。こういう流れになったのはオレのせい。明日しっかりやります」。対戦成績3勝4敗と、唯一負け越している楽天との連戦は続く。首位に立つチームとして、やられたままでは終われない。【本間翼】