広島が逆転負けを喫し、連勝が6で止まった。5戦連続2桁安打を記録していた打線は1回の好機を逃すと、巨人先発菅野のペースにはまっていった。6回には新井に代わって4番に座ったロサリオが先制打を放つも、それ以外は沈黙。先発前田に白星をプレゼントできなかった。緒方孝市監督(46)は柔らかい表情で前を見つめた。
広島の黄金週間が終わった。5戦連続2桁安打を記録していた打線が、巨人先発菅野の不安定な立ち上がりを攻略することが出来なかった。緒方監督は「そんなにチャンスが多くないのは分かっていたんだけどね。初回にいけるかなという感じだったんだけど、力んでしまった。そこから投手戦になってしまった」と1回の攻撃を悔やんだ。
先頭田中が四球。2番菊池は初球からバスターエンドランを決めた。田中は三塁に到達。機動力野球がさく裂し、わずか6球で無死一、三塁の好機をつくった。だが3番丸が二飛。4番ロサリオのライナー性の右飛では、三塁走者田中がハーフウエーから戻り遅れ、タッチアップの体勢を取れなかった。最後は5番松山が空振り三振に倒れた。
2回以降は菅野が目を覚ましてしまった。4回の攻撃前には円陣を組み、対策を練った。5回には先頭野間が中前打を放つも、続く会沢が併殺に倒れるなどかみ合わない。6回に丸の三塁強襲安打とロサリオの適時二塁打で先制したが、ここでも後続が倒れた。菅野に粘られ、救援陣も打ち崩せず、7安打1得点。エース前田の力投に応えることは出来なかった。
連勝は6で止まった。ただ緒方監督は終始、柔らかい表情で語った。「また切り替えてね。今週はあと5試合ある。しっかりやっていこうと思います」。守備ではファインプレーが続出し、気持ちを前面に出して戦った。チームにネガティブなムードはない。また1から、勝ち星を重ねていくだけだ。【池本泰尚】



