2試合連続完封を狙った中日大野雄大投手(26)が8回に力尽きた。6回2死まで無安打無失点と快投を演じたが、試合終盤に暗転。7回2/3で今季ワーストタイの4失点し、2敗目を喫した。巨人戦は3試合で0勝2敗と「Gアレルギー」が治らない。前日の吉見に続きローテーションの軸を並べた本拠地巨人戦で痛い連敗だ。
悲鳴に包まれた打球が、前進守備だった中堅の頭を越えた。1-1の同点で迎えた8回1死満塁。大野が投じた3球目の直球を巨人坂本にフルスイングされた。走者2人が生還して1-3。橋本にも犠飛を許して今季ワーストタイの4失点だ。「試合を任せてもらったのに、もうひと踏ん張りできませんでした…」。大野は苦悶の表情を浮かべてマウンドを降りた。
まさに暗転だ。6回2死で長野にバットを折りながら三遊間を破られるまで、ノーヒット投球。ところが1-0の8回に先頭相川の右前打から無死満塁とすると、片岡の適時内野安打で同点。そして坂本の2点適時打…。踏ん張りきれなかった。
「疲れや意識の違いはなかったけど、ボールの勢いは落ちていた」。前回登板の16日阪神戦では133球の熱投で完封勝ち。20日には長女が誕生した。2試合連続完封で、最高のプレゼントを…。淡い期待も、試合終盤に消し飛んだ。
これで巨人戦は3試合に登板して0勝2敗。今季の黒星2つはジャイアンツから喫したものだ。通算でも5勝12敗。セ・リーグ5球団のなかで唯一、負け越している球団だ。
「情けないです。なんとか殻を破りたい。次は絶対にやり返したい」。チームは2連敗でまた借金を抱え、首位DeNAと5ゲーム差の3位だ。秋に笑うためには大野の苦手克服が必要不可欠だ。【桝井聡】



