リーグ最低に沈む阪神打線が、また沈黙した。西武菊池雄星投手(23)の荒れ球と力強いストレートに屈し、2点を奪ったのみ。大敗の中で反発力を見せられなかった。
同点で迎えた3回1死二塁、クリーンアップが登場したが、マートンは右飛、ゴメスは低めのボール球を空振り三振で生かせなかった。その裏、横山が西武の4番中村に2ランを浴びた。3人で8打点を稼いだ相手の主軸との差が、そのままスコアに出てた。
和田監督 今日に関してはそうだったな。ちょっと、そういう(低調な)期間が長いんでね。打線が打てばと簡単に言える状態ではない。何とか接戦に持ち込んで、という試合がきょうはできなかった。
連勝は4でストップし、貯金にも失敗。指揮官も迫力満点の相手打線との差を認める、苦い1敗だった。現状では投手力を生かした接戦に活路を見いだすしかない状況だ。特に深刻なのがマートンで第4打席に19打席ぶりのヒットが出たが、右方向への単打ばかりで、いまだに本塁打なし、本来の力強い打球が見られない。
和田監督 本人がいろいろなことが気になるんだろうな。本来のスイングができていなかったな。
これで11年から菊池が登板した試合では5戦全敗。「そんなことはまったくない」と指揮官は苦手意識を否定したが、もはや相手投手うんぬんでは語れないほど打線は冷え込んでいる。
和田監督 連勝は止まったけど、その後が大事なんでね。打つに越したことはないんだけどね。何とか接戦に持ち込んで、取れる時に1点でも多く取る。
交流戦での初黒星よりも豪快に振り抜く相手打線との差が、気になってしまう敗戦だった。【鈴木忠平】



