日本ハムが、超攻撃型オーダーで今日9日からの巨人戦(札幌ドーム)に臨む。栗山英樹監督(54)は8日、ローテーションの関係などで、ここまで野手出場16試合(7番投手の6日阪神戦をのぞく)にとどまっている大谷翔平投手(20)を、巨人3連戦すべてでスタメン野手出場させる方針を明かした。同一カード3連戦のフル出場は、今季初めて。得点力を上げ、セ・リーグ首位の巨人を倒す。

 「ジョーカー」のフル参戦が、決まった。8日、阪神戦(甲子園)の中止が決まると、栗山監督は今日9日からの巨人3連戦へ頭を切り替えた。「(大谷)翔平もDHでいける」。次回登板予定の14日DeNA戦(札幌ドーム)まで間隔がある大谷を、3戦すべてDHで起用する考えを明かした。

 大谷が同一カード3連戦にすべて出場するのは、今季初めてとなる。開幕投手を務め、投手として連勝を伸ばしてきた今季は、登板中にふくらはぎをつった影響などもあり、投手優先で出場を重ねてきた。その結果、野手での出場は16試合に(スタメン出場は12試合)にとどまっている。

 打率1割9分3厘、3本塁打と苦しんでいる現状を、首脳陣は打席数の少なさが成績の低迷につながっていると見ている。もともと打撃の才能は誰もが認めるところ。3試合すべてにフル出場し、まとまって10打席以上を確保できれば、打席でのパフォーマンスも変ってくるはずだ。

 チーム内で打率トップの近藤(3割1分9厘)が捕手というポジションの都合上、スタメンから外れることもあり、相手バッテリーの4番中田へのマークは相当きつくなっている。だが大谷がラインアップに加われば、打線に厚みが出る。4月22日西武戦、5月19日楽天戦でのアベックアーチに代表されるように、大谷とクリーンアップで並んだときの中田は、12試合で6本塁打と破壊力が増している。

 ドラフト同期の菅野との対戦も見込まれる3連戦。大谷は「いい投手なので、何とか出塁したいです」。今季初めての3戦フル出場に、気持ちを高めていた。【本間翼】