借金完済へ、巻き返す! 広島前田健太投手(27)が今日19日のDeNA戦に先発する。苦手な交流戦を勝率5割で乗り切ったチームは、球宴までに7つの借金完済を目指す。リーグ戦再開の先陣を切るエースが、勝てば球団通算4000勝の節目から、勢いを一気に加速させる。
雨が降り続けるマツダスタジアムで、広島ナインは最終調整を行った。初陣を託された前田も、体をぬらす雨など気にせず登板に備えた。
「チーム状態は良くなっていると思うので、いいスタートを切れるようにしたい。ただ、まだ借金がある。とにかくチームがあがっていくためには、1つ1つ上がっていくしかない」
セ・リーグ上位が交流戦でつまずく中、広島は5割で終えた。借金7も、首位巨人とは4・5ゲーム差。勢いを加速させる意味でも、リーグ戦再開初戦は大きなポイントとなる。
今季はここまでカード初戦に10勝13敗。カード勝ち越しは8度しかない。開幕ダッシュした昨季の4、5月までのリーグ戦では、同11勝4敗で10度の勝ち越しにつなげた。前田は「初戦が大事ということはチームとしての考え。僕としては投げる試合は勝つということを考えてマウンドに上がりたい」と冷静に捉え、自分の投球に専念する。
DeNAは10連敗中だが、緒方監督は「うちは最下位なので、どこのチームも上位球団。借金を減らして、オールスターまでに勝率5割を目指したい」と目標値を明確にした。広島は今季28勝を積み重ね、球団通算4000勝まであと1勝としている。9年目の前田も86個の白星で貢献してきた。「球団が1つずつ積み重ねて勝ってきた数字。試合に勝って貢献できればいい」。メモリアルゲームの主役の座は渡さない。次の1勝は今のチームに大きな力を与える。【前原淳】



