阪神藤浪晋太郎投手(21)が投げて投げて、勝負の夏場を支える。明日21日のヤクルト戦が、リーグ戦再開後の初戦となる。5月14日の神宮、8安打9奪三振1失点で9回を投げきり、今季初の完投勝利を挙げた相手を本拠地・甲子園に迎え、自身5勝目(4敗)の勝ち越しを狙いにいく。

 練習日の19日、雨のあがった甲子園には涼しい風が吹き渡り、ランニング後の熱を冷ましてくれた。だが梅雨が明ければ、本格的な夏が来る。暑さが厳しくなれば「体力的にも厳しくなって、パフォーマンスが落ちてくる。そんなときこそ若い選手が頑張らないと。暑さに負けないように食事をしっかり取って、体重が落ちないようにしています」。プロ3年目の夏に向け、準備は始めている。

 プロ入り後、過去2年の交流戦終了時の成績を比べれば、勝ち星はいずれも4勝で同じ。今季、格段に伸びているのが投球回数と奪三振数だ。13年は56回1/3、50奪三振、14年は75回2/3、76奪三振だったが、今季は10日ソフトバンク戦の前回登板終了時で86回2/3、88奪三振をマーク。奪三振はリーグトップ、4完投を記録している。

 シーズン100奪三振も目の前に迫ってきたが「三振はアウトを取る手段と思っています。狙えるところでは狙いたい」。順調なら球宴までに4試合の登板が予想され、完投に近いイニングを投げれば120回もクリアできる。「それくらいは投げたい」と全試合完投を目指し、再びリーグ戦に臨む。【堀まどか】