黒田さん、覚悟! 現在絶好調の阪神福留孝介外野手(38)が22日、おとこ気エースの攻略を誓った。今日23日に対戦する広島黒田への好相性は、チーム内外ですでに周知の事実。正午前、新神戸駅から長野へ向けて出発すると、短い言葉に気持ちを込めた。

 「頑張るしかないでしょう」

 阪神にとって黒田は、難敵の1人になっている。日本球界復帰後は2度対戦して2敗。逆転首位の可能性を含む今日の戦いで、3度目の失敗は許されない。そこで福留だ。4月11日の対戦では豪快な1発をマーク。日米通算128打数43安打5本塁打15打点。打率3割3分6厘と相手を知り尽くした存在感が頼もしい。直近のヤクルト2連戦でも初戦はマルチ安打に、2戦目は同点の9号ソロとコンディションも万全。移動のみのこの日も「初戦だけでなく、全ての試合が大事だから」とほどよい緊張感を漂わせた。

 長野は中日時代の04年オールスター以来、11年ぶりになる。当時日本ハムに在籍した新庄が、球宴史上初の単独ホームスチールでMVPに輝いた一戦。全セの「7番右翼」で先発した福留は4打数無安打に終わった。「思い出はないよ」と苦笑い。そのリベンジには今回がピッタリだ。チームは3連勝中と上昇気流。その間福留は3番に座り打率4割6分2厘を残してきた。まさに準備万全。今日の戦いで黒田を攻略することが、信州の思い出1ページ目になる。【松本航】