ソフトバンクのリック・バンデンハーク投手(30)が、5四死球と大荒れながら無傷の3連勝を収め、チームを貯金「20」に導いた。「鷹の祭典in大阪」と題して京セラドーム大阪での楽天戦。試合前に吉本新喜劇メンバーが登場し、大暴れするなど、大阪ならではの一戦だった。打線も活発で、新喜劇以上の暴れっぷりのホークスは、鷹の祭典7連勝。混戦セ・リーグとは対照的に独走ロードを突き進む。

 大荒れでもスゴい! バンデンハークが自己ワーストの5四死球ながら、6回を2安打無失点で来日3連勝を飾った。デビューから3試合で1四球と抜群の制球力を見せてきたが、この日は別人だった。「好きなマウンドだったが、タイミングをつかむのに時間がかかった。何とか粘れたかな」。クイック投法を修正したことで微妙にバランスが崩れたのか。盗塁を許さなかったが、安定感を欠いた。

 それでも150キロ以上の直球を武器に、楽天打線に的を絞られなかった。「クイックはしないといけないが、自分の投球を崩すわけにはいかない」と次回登板に向け、修正する考えだ。工藤監督は「荒れている部分はあったが、6回を0点だから、能力は高い。クイックの練習にも取り組んでいるし、評価している」と絶賛。投げるたびにベンチの信頼度は上昇している。

 この日は「鷹の祭典in大阪」。3万5714人と満員のファンを集めた。試合前は吉本新喜劇が盛り上げた。入場者には黄色のユニホームだけでなくフラッグも配布。グラウンド内で工事現場の旗振りロボットにフラッグを振らせるなど、ネタ満載で大阪のファンを楽しませた。後藤球団社長は「大阪になじみのあるイベントにしたいと現場が頑張っていた。いい企画になった」と喜んでいた。投打のかみ合った快勝で、貯金は再び「20」の大台に。吉本新喜劇以上に、痛快な勝ちっぷりが、ファンを喜ばせた。