勝負の1番鳥で「貯金ターン」だ。阪神和田豊監督(52)は13日、鳥谷敬内野手(34)を1番に置くオーダーを継続する方針を示した。12日巨人戦では万全ではないキャプテンを13試合ぶりに1番遊撃に戻し連敗を止めた。球宴前ラストとなる広島2連戦、連勝すれば3年連続で貯金を蓄えて後半戦に向かえる。

 借金1で残り2戦。阪神和田監督はシーズン折り返しを前に、鳥谷を1番に置く必勝オーダーを継続する方針を示した。

 前日12日の巨人戦、指揮官は体の状態が万全でないため6番を打たせていたキャプテンを1番に復帰させた。後半戦からの予定だったが、首位チーム相手に1、2戦目を連敗。最悪の3タテを阻止するため、緊急の前倒しとなった。鳥谷は1回に巨人菅野から右前にクリーンヒット。1安打1四球と出塁して打線を引っ張り、好機の8回には犠飛で4点目も挙げた。

 和田監督 思った以上に体調は良かったみたいだね。もう少し良くなってからというの(案)もあったけど、昨日、見ていると良さそうだった。

 甲子園での指名練習を指揮した和田監督は前日の鳥谷をこう振り返った。そして前半戦最後、本拠地に広島を迎える2連戦もリードオフマンを任せることを決めた。

 和田監督 今(1番で)いくということはね。今いって、後半戦いかないという考えは(ない)ね。明日、明後日と終わって状態が良ければ、フィジカル面をクリアすればそうなる。もともと、トリは上位を打つ選手だからね。クリーンアップが上がってきたから、その前に走者を置きたい。

 福留、ゴメス、マートンのクリーンアップが好調なだけに1、2番が塁に出れば、得点力はアップする。そのためにも1番鳥谷は打線の鍵となる。

 「残り2試合、甲子園で勝って、いい形で締めくくれるように頑張ります」

 何食わぬ顔でフル出場を続ける鳥谷は今日からの広島戦へ、こう語った。頼もしきキャプテンが前半ラストスパートの先陣を切る。