MVPにお土産もついてきた! 球宴第1戦で最優秀選手賞に輝いた全セ藤浪晋太郎投手(21)が一夜明けたこの日、心境の変化を語った。西武中村、日本ハム中田らを相手に3回パーフェクトの内容はもちろん、つかんだのは東京ドームへの好感触だ。「イメージがさらによくなりましたね」と後半戦へのきっかけになった。
阪神の4本柱としてフル回転した前半戦。チームトップの7勝をマークしながら、苦しんだのが東京ドームだった。今季は3試合に先発し、0勝3敗、防御率4・57。1・56の防御率を誇る甲子園と比べても打ち込まれた。3試合中2試合で完投しており「イメージは悪くないんです。試合に勝っていないですけれど、マウンドは嫌いじゃないですし」と苦手意識は否定する。それでも強打者封じで得た自信が、これからの東京ドームで好影響を及ぼすのは間違いない。
この日の第2戦は、三塁ベースコーチとして球宴を楽しんだ。4回1死一、二塁では6番梶谷の右前打を受け、二塁走者ルナへ腕をぐるぐると回して本塁突入を指示した。「そんなに難しくなかった」と自分の判断で得点が刻まれるたびにニヤリと笑った。「いろいろ学んで帰りたい」と課していた宿題は完了した。明日20日再開の後半戦。藤浪は球宴での土産を手に、阪神を押し上げる。【松本航】



