巨人が阪神に負け越し3位に転落した。キラーのアーロン・ポレダ投手(28)を先発に立て必勝を期したはずの1回、安打と四死球で2死満塁。新井が初球を打ち返し、中堅立岡宗一郎外野手(25)に一直線のライナーが飛んだ。立岡は一瞬前に向かってから全速バック。ジャンプも届かず頭上を越えた。「もう少し見て判断すれば良かった」。一生懸命の代償はよーいドンの3失点。貧打のチームには重すぎた。
満塁を招いたポレダの四死球も含めセンターラインがゆがみ、主導権を渡した。原監督は「初回の3点。軽くはない」と認めつつ立岡の1プレーは「捕ったら超ファインプレーだろう」と話した。もっと重大な問題として「この3試合、2点、1点、2点。勝つのは難しい。『2点も取った』とは、誰も思ってないですよ。このままでジャイアンツが上にいくのは大変だと思う」と、声を大にした。
4番亀井が18打席無安打。原監督は「重いなら代えてあげないと」と言った。本人は「何とかしないと」と背負い込んだ。背負い込ませているのは周囲。主力が一向に上がらない。
6番阿部は4回1死一、二塁で併殺打だった。ストレートの四球の直後、1ボールからの2球目を引っ掛け二ゴロという、大打者には考えがたい内容だった。村田は1回、4回、7回、三塁線を3本、抜かれた。1回は初球で、失点につながった。ともに球足が速く、アウトは難しかったかも知れない。しかし村田は三塁の達人であり、守備力はどんなに打てなくともゲームに出場できる存在意義でもある。体を張ってでも止めてほしかった。看板の復調。根本が解決しない限り浮上はない。【宮下敬至】



