広島にとって特別な日を白星で飾れなかった。原爆投下から70年のこの日は「ピースナイター2015」として開催された。選手、コーチ全員が背番号86のユニホームに袖を通し、左袖には原爆慰霊碑の石室に納められた原爆死没者名簿の人数「297684」の数字を入れた。鳴り物を使った応援はなし。試合前には両チームがベンチ前で黙とうをささげた。

 試合は薮田が3回までに4点を失うなど早々と主導権を失った。見せ場は丸の13号ソロなど数少なく、つくった好機にも凡打が続いた。緒方孝市監督(46)も「このユニホームをまとって、特別な思いを持って臨んだが、こういう試合になって申し訳ない」と視線を落とした。

 2カード連続の負け越しで借金は6となり、5位に転落した。今日7日からは東京ドームで首位巨人と対する。緒方監督は「試合は続く、しっかり切り替えていく」と懸命に前を向いた。