第1志望は譲れない。巨人は10日、川崎市のジャイアンツ球場で休日返上の全体練習を行った。チーム打率2割3分8厘は12球団ワーストで、直近の広島戦も打てず同一カード3連敗。1コマ90分の夏期特別講習を敢行し、一心不乱に打ち込んだ。夏を制する者は受験…いや、シーズンを制す。面々に「8月の目標」を聞いた。

 「人事を尽くして天命を待つ!」。全体練習を終えた原監督が、予備校の講師ばりに甲高く訴えた。6連戦が続く真っただ中に敢行した夏期講習。13勤になろうが関係ない。9月に入れば残り21試合しかない。打撃の偏差値を今すぐ上げないことには、ラストスパートもおぼつかない。「まだまだ混戦は続く。抜ける、なんて簡単にはいかない」。覚悟を定める1コマ90分の追加授業だった。

 高速マシン打撃にフリー打撃。内容は変わらない。泥くさい反復にこそ打開の道はある。大切な8月の18試合をどう乗り切るか。「勝敗に一喜一憂する必要はない。ベストを尽くすこと。長期的なプランを、我々(首脳陣)は持つ必要があるけど。選手たちは考える必要はないです」と説いた。「打撃とは」は、いつの時代も解答が困難なテーマ。それぞれが解を出し、リーグ4連覇へのA判定をともす。