マエケンだらけにも不動心! 今後4試合が見込まれる広島前田との対戦に向け、阪神主力野手の鳥谷敬内野手(34)、マット・マートン外野手(33)らが自然体を強調した。まずは明日27日のマツダスタジアムで今季初対決する予定。日程の妙で侍ジャパンエースとのマッチアップ多発が避けられない状況となるが、浮足立たない猛虎打線が頼もしい。
強風に街路樹がしなる。街行く人々の体が持って行かれそうになる。台風接近により、敵地での広島戦は早々に中止が決定。荒れ模様の天候からは想像できないほど、猛虎野手陣はマツダスタジアム室内練習場で静かに牙を研いでいた。
悪天候に、周囲のざわつきに一切動じない。もちろん、広島エース前田との対決にも浮足立つわけがない。
鳥谷 相手が誰であろうと関係ない。自分たちができることをしっかりやるだけだから。
堂々と首位の座に腰を落ち着け、残り30試合を迎える。25日、虎党にとっては少し気がかりなニュースが報じられた。阪神は30試合のうち、11試合も広島戦を残す。ただでさえここまで6勝7敗1分けと苦戦している相手。その上、11試合中、4試合で難敵マエケンが先発マウンドに上がる見込みだという。
前田には昨季まで28試合で14勝8敗、防御率1・97と圧倒的な数字を残されている。10年ぶりのセ界頂点へ、シーズン佳境に差し掛かってのマエケン多発は正直なところ歓迎しにくい。それでも虎戦士たちは顔色ひとつ変えず、自然体を貫く覚悟に力を込めた。
マートン 彼はセ・リーグを代表する、素晴らしい投手。なかなか打ち崩すのは難しいけど、自分たちはベストを尽くすだけだよ。それが結果につながるかどうかは分からないけど、1試合1試合、できることをやっていくしかない。
最後の対決は昨秋のCSファーストステージ第1戦。中4日で6回を投げた前田に対し、福留の1発で勝利している。7安打を放った事実を振り返っても、警戒し過ぎる必要はないのかもしれない。まずは明日27日の今季初対戦で出ばなをくじきたいところ。Vロードのラストスパートに向けて、重みのある一戦になる。【佐井陽介】



