オリックスが意地を見せて球団5000勝に到達した。負ければソフトバンクの優勝が決まる可能性があった一戦。投打がかみ合う快勝でひとまず阻止した。「意地を見せてくれた。去年も目の前だったし、2年連続では見たくないからね」。福良淳一監督代行(55)も満足そうにうなずいた。
リーグの覇権を争った昨年は「10・2」決戦でサヨナラ負けし、寸前で優勝を奪われる悔しさを味わった。今季は下位に沈み、CS進出も絶望的な状況。だが再び目の前で胴上げを許すわけにはいかなかった。
粘る先発ディクソンを打線が援護。2回は好調の駿太が応えた。2死二、三塁で中前に先制打。「初球から積極的にいこうと思った。1発で仕留めることができて良かった」。4回も適時打で2試合連続のマルチ打点。節目の1勝には「とても光栄」と喜んだ。
その後も得点を重ねて突き放した。今季は故障者に苦しんだが、骨折の小谷野が戻って打線はようやくベストに近いオーダーが組めた。「いいつながりができるようになってきた」と福良監督代行。1年でソフトバンクとは大きな差が開いた。優勝の可能性がなくなった今、それを少しでも縮めたい。【大池和幸】



