人事を尽くして天命を待つ。巨人原辰徳監督(57)は、明日2日のDeNA戦(横浜)で、2軍調整中の内海哲也投手(33)を、先発予定の大竹に続く第2先発として待機させる考えを明かした。逆転優勝の可能性がかすかに残るだけに、「残り3試合のためにベストの用兵を考えた」と、大黒柱の1軍昇格を決めた。
先を見据えての秘策でもある。内海は開幕前に左前腕部を痛め、今季4戦1勝1敗。状態が上向きとはいえ、土壇場で呼んだのには訳がある。「このまま今シーズンを終わっちゃダメだよね。今まで中心でやってきたわけだから、どんなことであっても力になってもらいたい」。13年の楽天との日本シリーズ第7戦では中2日で中継ぎ登板し3回無失点。起用法を問わず力を出せる勝負根性がある。
加えて、リーグ戦後にはCSが控える。チームの雰囲気を変えられるエースの復活は大きな力になる。全体練習に参加した内海は「やるしかない。与えられたところで1つでも多く貢献する気持ちで」と誓った。
逆転4連覇への道は険しい。原監督は「すごいペナントレースだよね。でも我々は可能性がある限り戦う」と、今日1日のDeNA戦の必勝を期した。「何が起こるかわからない、勝負事は」。万策を講じて、ヤクルトとの10・4最終決戦実現を待つ。【浜本卓也】



