「打者封印」で「プレミア12」に挑む。日本ハム大谷翔平投手(21)が15日、2軍施設の千葉・鎌ケ谷で、再始動した。クライマックスシリーズ(CS)敗退から3日。最初の練習は、投手メニュー後にティー打撃を行い、来季へ向けて「二刀流」強化を続けているが、投手として侍ジャパンに選出されている11月の「プレミア12」の大会中は、投手一本に絞って臨む考えだ。
“刀”は一本、置いていく。練習を再開した大谷は、来月8日から始まる「プレミア12」には、打者封印で臨むことを明かした。「今年の成績で(打席に)立てるとは思ってないです。それは(野手で)選ばれた人の特権。投手として選ばれているので」。侍ジャパン合流中は「投手大谷」に集中して、世界の頂点を目指す。
CS敗退後、初めての練習は、キャッチボール、コンディショニングメニューなどの投手調整後、室内練習場に移動してティー打撃をこなした。「目いっぱい練習したいです。うまくなることだけを考えて。1日も無駄にしたくない」。来季は4年目を迎える投打「二刀流」。ともに精力的に腕を磨いている。
だが、そうそうたる顔ぶれがそろう侍ジャパンの中では、自分の役割に徹する。打率2割2厘、5本塁打と苦しんだ今季。小久保監督から期待されているのはバットではなく、パ・リーグ3冠に輝いた投手としての力。「まだ時間があるので。フィジカルもスキルもこれで終わりというのはない。いつまでも追いかけっこ。どっちも上げていきたい」。代表合宿までに、投手としてさらに進化して、日の丸を背負う覚悟だ。
現在行われているCSファイナルステージは「まったく見ていません。特に興味がない。自分のことで精いっぱい」と、気にするそぶりはない。今オフの自動車免許取得の予定もないと言い、すべてを野球に費やし、「プレミア12」、さらにその先の来季へ向かっていく。【本間翼】
◆プレミア12 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)主催で、11月に日本と台湾で初開催される世界ランキング上位12位までの国・地域が参加する国際大会。1回戦総当たりの予選リーグは、グループAとBに分かれ、各グループ上位4チームが決勝トーナメント準々決勝に進む。日本と同じグループBは米国、ドミニカ共和国、韓国、ベネズエラ、メキシコ。侍ジャパンのメンバーは28人で、日本ハムから大谷のほか、増井、中田、中島が選出され、陽岱鋼は台湾代表入りしている。



