物まね打法で打力アップだ! 楽天梨田昌孝新監督(62)が20日、来月2日から岡山・倉敷で行われる秋季キャンプで往年の名選手たちの形態模写をさせるプランを明かした。ぽかぽか陽気のコボスタ宮城で、新監督が不敵な笑いを浮かべた。「経験したことのない練習をさせる。王さん、八重樫さん、竹之内さんとか。こんにゃく打法もそう。やったことのない打ち方をさせる」。さまざまな打ち方を試させるとぶち上げた。
潜在能力を引き出すための物まね指令だ。強打者は1本足打法で大きな体重移動を学び、小技を得意とする選手は猫背打法でギリギリまでボールを見る。こんにゃく打法ならば、力を抜いて間の取り方を学ばせる。具体的な方法は未定だが、フリー打撃の時間内で何人もの打ち方をさせるつもりだ。「こんにゃく打法もタイミングの取り方を自分で考えて、できた。ヒントを与えたい。目覚めさせることが大事」とあえて極端なフォームをさせることで、これまでと違った感覚が養われると話した。
育てたいのは個性的な選手だ。日本ハム中島、ロッテ角中らの名前を挙げ、「1打席でどれだけボールを投げさせるか。これも個性。ファウルを打てる選手は力になる」と言った。主役はホームランバッターだけではない。長所を伸ばすことで貢献できることがある。模倣から始めて、自分の武器を探させる狙いがある。「まずは物まねから始める。全部は言えないけど、面白い練習をしたい」。3球団目を率い始めた名将の野心が燃えている。【島根純】



