ソフトバンク柳田悠岐外野手(27)がヤクルト山田とのトリプルスリー対決に挑む。約2時間の練習で24日からの決戦に備えた柳田は「あんなに若いのに本塁打も打つし、負けてられないなと思う」と、3歳年下の23歳に対し、静かに闘志を燃やした。

 ともに3番を任され、リーグトップの出塁率を誇る打線のキーマン。だが柳田におごりはない。「(山田は)すごい選手なので、間近で見てしっかり勉強したい」と謙遜。「少なくとも野球に関してはかなわない。勝っているのは体格くらい。それ以外は全然レベルが違う。スポーツニュースを見るとよく出てくるし、いつも本塁打を打っている。野球選手としてすごく尊敬する」と、ライバルを持ち上げた。

 骨挫傷を負っていた左脛骨(けいこつ)の状態は「85%くらい」まで回復したといい「あとは気持ちでカバーします」。CSでは封印していた盗塁も日本シリーズでは解禁し、全力疾走で積極的に次の塁を狙う。

 1番を任された昨年の日本シリーズでは20打数8安打、打率4割と結果を残し、日本一に貢献した。3番を打つ今年の重責は昨年以上。「主軸を任されているので、その期待に応えたい。(相手の)後ろの投手がいいので、何とか先行して逃げ切りたい」と、青写真を描く。

 今季は、日本一連覇を目標にやってきた。ようやく、その挑戦権を得た。「短期決戦なので、後悔しないように、思い切ってやりたい」。トリプルスリー達成のシーズンを、最後も笑って終えるつもりだ。【福岡吉央】