ソフトバンクが補強と育成で巨人のV9超えを目指す。後藤芳光球団社長(52)は「日本シリーズでも内川がいなくなっても戦える戦力がある。次の柳田を見つけるといったような、10連覇の戦力を大きな視野に立ってやっていきたい」と話す。

 今年のドラフトでは6人すべて高校生を指名。育成選手も5人(高校生3人、大学生2人)指名した。来年春から、ファーム施設を福岡・筑後市に移転する。2つの球場をもつ広大な施設で2、3軍の若手を鍛える。

 11年から3軍を発足し、今年で5年目。毎年20人前後の育成選手を中心に、独立リーグや韓国遠征などで実戦を積んできた。3軍にも首脳陣がいることでレベルに合った指導もできる。育成出身では千賀、飯田らが日本一連覇に貢献した。1軍と2軍だけでなく、2軍と3軍の入れ替えも激しく、ファームの選手も息をつく暇はない。

 いい補強をすることが若手育成につながるという考えから、補強の手も緩めない。2軍の先発ローテーションに岩崎、東浜、帆足と実力者が並ぶことで、若手はさらに上を目指すことになる。

 後藤社長は「メジャーの球団をソフトバンクグループが持って、日本と選手の交流をしたりできれば夢があることですね。1つのグループで両方持てば面白い」と話すように壮大な構想もある。育成にも熱心な工藤監督を3年契約で迎え、王球団会長、後藤球団社長が中心となり、どこまでも続く常勝軍団をつくりあげる。