日本ハム栗山英樹監督(54)が、「オフ」をチーム内でのNGワードに設定した。2軍施設の千葉・鎌ケ谷での秋季練習が14日で終了。今日15日から自主練習に入るが、まずは言葉から改革する。「オフっていう言葉がよくない。オフなんてないんだから。オフじゃなくて、好きなだけ野球ができる時期」。ホワイトボードに予定を書く際にも「オフ」は禁止しているといい、報道陣に対しても「みんなも使っちゃダメ」と念を押した。
言葉の持つ力を理解している指揮官らしい方針だ。現役引退後は、自らペンを走らせて野球を解説し、どういう表現が一番伝わるかを追求してきた。監督就任後も、選手へかける言葉の使い方やタイミングには、常に気を配ってきた。「シーズン」と区別するために、2月のキャンプインまでの期間を「オフ」と呼ぶことが定着している野球界だが、「オフ」は休日を連想する。知らない間に練習をゆるめてしまうことを心配しているのだ。
特に、この日鎌ケ谷で汗を流したような若手選手たちは、今が一番伸びる時期でもある。「ここからは自由な練習ができる。(秋季練習)打ち上げもクソもない。これからどう頑張るか。肝に銘じてやらないといけない」と引き締めた。
例年同様、1年目の選手には、日本の資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一が書いた「論語とそろばん」を渡した。来季、強敵ソフトバンクを倒すために、「文字」からチームを改革する。【本間翼】



